ネタバレも含みます。
「それは困る!」という方は、回れ右でお願いします
今回は第5話です!
全科で専門医レベルを目指すと話す星前先生と、現実的な事実を伝える三瓶先生のやりとりから始まります。
普段、誰に対しても爽やかに接する星前先生ですが
三瓶先生に否定され感情的になり…
いつも完璧な星前先生の人間的な部分に少し近づいていくのかな?と思う冒頭でした。
それでは、早速みていきましょう
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ドラマ「アンメット」詳細
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第5話 放送日時
2024年 5月13日(月) よる10:00〜
(関西テレビ・フジテレビ系放送)
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第5話 あらすじ
寺の住職・成海が意識不明で運ばれてくる。
検査で“もやもや病”が見つかり、ミヤビは成海に読経など寺の勤めをやめるよう宣告。
手術を行うことになり、三瓶はミヤビを術者に指名するが…。
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アンメット【感想】
#05 “あなたならできます”…ミヤビが出した答えは?
(01 助手ではなく、術者がミヤビに務まるのか)
もやもや病と診断された、お寺の住職。
今回、手術の担当医として三瓶先生はミヤビを指名する。
ミヤビは、周囲から聞いた“三瓶先生は、安易に患者希望をもたせる危険な医者だ”という言葉に術者として指名されたことも、自分に対しても自信が持てず。
無謀だと思い返事に躊躇してしまう。
帰宅後、日記を見返すミヤビが修正テープで消し、その上に書き直した「わたしは三瓶先生を信じる。」
の箇所で何を消したのか探る様子があります。
記憶が日を跨いで持ち越せない分、自分で書いているとは言え内容的にも気になっちゃいますよね。
感情や思い出の積み重ねができない分、本当にその時一瞬を誠実に過ごしていかないと
自分の感情も迷子になっちゃうよな…と私自信についても考えちゃいました。
(02 道の先だけを見て、歩いていけばいいんじゃない?)
星前先生と一緒にランチを食べるシーン。
ミヤビは星前が理想の医師像をもったキッカケとなる話を聞く。
そして、結果的に星前先生がミヤビに伝えたかった言葉は…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミヤビちゃんも自分次第だよ。 (星前先生)
脳外科医として、患者を治すのがミヤビちゃんの道なんでしょ?
(ミヤビ)「はいっ。」
だったら、三瓶が何考えてるとか関係なしにさ (星前先生)
道の先だけを見て、歩いていけばいいんじゃない?
(ミヤビ)「はいっ。」
星前先生のこの言葉…響きました。
何かをやり遂げようとする時に、周囲の声や環境についつい気をとらわれ
自分が何を目指していたのか、本来の目的を見失ってしまうこと、私もあったように思います。
シンプルに、自分の目指す道(心)を指針に進んでいけるといいですよね。
自分の感情を置いてけぼりにしないよう、ちゃんとみていたいと思いました。
(03 手羽先とロールキャベツの優しさ)
星前先生との話の後に、三瓶先生に手術の練習をお願いするミヤビ。
手羽先の細い血管を練習として使うのですが、練習した手羽先はきちんと皆んなで食べ
チームで川内先生をサポートする様子が伺えます。
1回の吻合(ふんごう)の練習に約25分ほどかかっているのですが
5回以上の練習に三瓶先生はつきっきりで付き合い、単純計算でも約2時間半もみています。
しっかりミヤビちゃんをサポートする三瓶先生、優しいし頼りになります
目標タイム更新し、手術をするとミヤビが言った時の三瓶先生の表情…
こちらまで思わずニッコリでした
また、別のシーンでは…
ロールキャベツを手作りで職場に持参し、先生方へ配る川内先生。
三瓶は受け取りすぐに食べ始めるのですが、風間先生は以前もロールキャベツをずっと貰っている旨、やんわりと伝えます。
焦って、ミヤビは風間先生へ渡したものを引き取りますが…
以前から同じものを貰っていることは指摘せず、
すぐに“ありがとうございます。昨日から何も食べていないので。”と言って食べ始める三瓶先生。
成増さんと全く同じ表情で、見守る私がいました(笑)
優しさを押し売りしない、ぶっきらぼうな感じ。
三瓶先生のファンは“こういうところだよ!”と共通認識だったと思います
ちなみにこのシーン
三瓶先生は両利きのように使えるよう、普段から特訓としてお箸を左手で持つこともあるのですが…
川内先生の作ったロールキャベツは味わって食べたいので、右手で食べていたのです
見事三瓶沼に落ちた私からのワンポイントでした(笑)
ちょこっと番外編(杉咲花さんの神業)
医療ドラマの手術シーン、実は手元だけ俳優さんではなく他の方に撮ってもらう
ということも少なくはないようです。
ですが、休憩中や撮影に入る前から本業の方に術を学び、
杉咲さんご自身の手元で撮影されております。
その他の役者さんも、麻酔科医の話を聞いていたり
杉咲さん同様に手元の練習まで本業の方のように練習していたりと‥
ドラマ「アンメット」にいかに真剣に向き合っているかが伝わりますね。脱帽です!
(04 私のことは覚えてるでしょ?その私が言うね。)
津幡師長に手術に対する不安を取り除いてもらい、ミヤビは森に頼ってみることにした。
手術日前日は森にミヤビ宅へ泊まってもらい、当日は覚える記憶を限定し
手術に臨めるように整えるのであった。
朝起きて記憶障害があること森から聞き、パニックになってしまったミヤビは…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(ミヤビ)ねぇ、ちょっと待って…森ちゃん、、
「ミヤビ、ミヤビ。 (森ちゃん)
大丈夫だから。
私のことは覚えてるでしょ?その私が言うね。」
「記憶障害になったミヤビは、これまでたくさん悩んで
たくさん考えて、辛い想いもたくさんしたけど
今は脳外科医としてちゃんと働いてる。
一生懸命患者さんを助けてる。今はそれだけ覚えておけばいいんだよ。」
単純に考えて、新しい記憶が1日しか持たないなかで医療知識を全て詰め込み
手術に向かうのは並大抵の決断と努力ではできないですよね…本当に尊敬です。
そして、今回の記憶障害を受け入れる朝のシーン。
自分で事実を知るのではなく、森が伝えていましたが相手がいる分、感情が動く様子生々しく…
それを目の当たりにする森ちゃんの心も
目に涙を溜めながら聞くミヤビの様子も、見ていて本当に心が苦しくなりました
(05 この景色を目に焼き付けておいてください)
迎えた手術日、本番。
途中、ミヤビの手が止まってしまうも三瓶の声かけでなんとか無事に終えることができました。
手術が終わったミヤビに、三瓶先生がかけた言葉は…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(三瓶先生)川内先生。
この景色を目に焼き付けておいてください。
そこで、ミヤビの目に入ってきた景色はこれまでミヤビが心を通わせてきた仲間達。
皆んな、それぞれの想いでミヤビに暖かい眼差しを向けているのであった。
このシーンは、もうミヤビちゃんの涙腺崩壊とともに、私も号泣しちゃいました。
皆んなでご飯を食べた後、家で日記に今日の景色を残すミヤビちゃんの“忘れたく無いなぁ…”で
追い討ちです
本当、当たり前のように明日を迎えていますが、忘れたく無いこと
たくさんあったんだろうなと思いました。
もっと、嬉しかったこと、悲しかったことなど
心に敏感に、その時々の感情を大事にしていきたいですね
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さいごに
今回は、どこをピックアップしたらいいのか…
めちゃくちゃ悩むほど心響くシーンが多く、勝手に私の中では神回 とさせていただきました。
三瓶先生にミヤビが、“4月29日の日記で、修正テープで消してあるけど何かありましたか?”
との問いに、“なんか書き間違えたんじゃないですか?”と返す三瓶先生…。
このシーンも、三瓶先生のことを思うと胸がグッと苦しくなりました
なお、今回は川内先生にフォーカスしましたが、それ以外のところでは
三瓶先生が綾野先生に会いに行き…
ミヤビが日々記憶障害を持ちながらも
一所懸命過ごしていることを伝え、カルテを見せてくれないかと依頼するシーンがありました。
立場上、大迫教授へも強く出られない綾野ですが、本心としては
川内先生の記憶障害を救いたい気持ちは本当。
ただ、それを前面的には出せず、セリフにない俳優さん達のボディーランゲージで
繊細に表現されていましたね。
実際のところ、綾野先生はいったいミヤビのどこまでを知っているのでしょう?
次回予告
気になる第6話の予告です。