ネタバレも含みます。
「それは困る!」という方は、回れ右でお願いします
第9話!
今回は、綾野先生と麻衣の結婚宣言からお話しがスタートしました。
綾野病院も丘陵セントラルと合併することになり、なんとか問題解決してよかったですね
大きな展開が進む9話!
早速見ていきましょう
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ドラマ「アンメット」について
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第9話 放送日時
2024年 6月10日(月) よる10:00〜
(関西テレビ・フジテレビ系放送)
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第9話 あらすじ
過去に三瓶、綾野、麻衣の4人で食事をしたことを思い出したミヤビは、
麻衣が自分と三瓶の婚約について何か知っているのではないかと考える。
そんな中、ミヤビは偶然、西島と出くわすが…。
公式HPあらすじはコチラから
アンメット【感想】
#09 得体のしれない恐怖に襲われたミヤビ。大迫が語る記憶障害の真実。
(01 眠らされていた過去の記憶の真実)
三瓶先生から婚約をしていたと聞いていたが、実は綾野先生からの好意を、やんわり避けるための嘘だった話を麻衣から聞くミヤビ。
また、大迫教授はミヤビの病気で隠していることがあるとのこと。
ミヤビは大迫教授の元へ詳細を聞きに行くが、何もないとのことで病院を後にする。
そこで、たまたま居合わせた西島会長と見覚えのない男に遭遇するが…とてつもない恐怖を感じるのであった。
このあと、居酒屋「たかみ」でいつものように、皆んなで食事をしているときに、なぜ恐怖を感じたのか記憶を思い出すシーンがあります。
衝撃的な事実だった為、ミヤビも一瞬固まってしまうのですがその様子に気づいたのは三瓶先生だけだったんですよね。
こうしたちょっとした変化に、すぐに気づいてくれる存在って心強いですし、
三瓶先生のミヤビちゃんへの気持ちが現れていているシーンでした。
(02 僕には重度障害の姉がいてね。誰も悪くないんだけどいつも頭を下げ続けていた。)
綾野先生が、医大を去る前に大迫教授へ挨拶にいくシーンがあります。
そこで、大迫教授がなぜ医者を目指したのか
どんな医療を目指しているのか話をする場面です。
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僕には…姉がいてね。 (大迫教授)
重度障害があった。
母子家庭だったし、母はいつも
世間に遠慮して、迷惑がかからないように頭を下げ続けてた。
誰も…悪くないんだけどね。
僕の家はね、いつも世間から何か
してもらう側だという意識が染み付いていたんだ。
だからかな。そんな区別を無くしたくて。
誰もが公平に安全で良識的な医療が受けれるシステムを作りたいと思った。それが僕の使命だってね。
平等というのは、資本主義社会にいる限りは難しいのかもしれません。
でも、公平は目指せるのではないかと大迫教授の話を聞いて私も考えてしまいました。
皆んな、それぞれ個性がありますが病気・障害・家庭環境など…
そういった特徴が理由で生きることに対して差が出てきてしまう実情は、医療に限らず
きっといろんな場面であるような気がします。
でも、それぞれが各自の分野で大迫教授や三瓶先生のように
真っ直ぐに向き合っていくことで、少しずつかもしれませんが変わっていくのだろうなとも思います。
日々、一生懸命自分の人生と
向き合いながら生きていきたいです
(03 この前はごめん。嘘をついた。)
ついに、大迫教授がミヤビの記憶障害について本当の原因を話してくれます。
これまで、大迫教授が本当の理由を知っていて話さず、西島会長とも話を合わせていたのはミヤビ自身を守る為だったのです。
ミヤビの記憶障害の原因は、決して人がメスを入れてはいけない領域“ノーマンズランド”にあり、無理に手術をすれば命に関わるとのこと。
そして、三瓶先生に知られてしまえば、三瓶先生は危険を顧みず
わずかな希望にかけてしまい手術を無理にでもしてしまうだろう…という性格を考慮し、
結果1人で抱えてミヤビを守ってきたのでした。
大迫教授を演じていた、井浦新さん…
回によっては悪い人に見えたり、でもふとした素のように見える瞬間は、とても優しいいい人に見えたりと本当にすごい俳優さんでした。
すっかり騙されていましたが、大迫教授はミヤビちゃんを守りたかったのと
ご自身の幼少期のお姉さんに対する経験で、本当に医療界を変えていきたかっただけだったんですね (泣)
そして、ミヤビちゃんにとって三瓶先生の存在が大きくなってきている今、
自分が大切に思う人が、自分の命を危険にさらすと言われてしまい…
この時のミヤビちゃんの気持ちを考えると、病気に対する事実もですが、複雑でとても胸が痛くなってしまいました
(04 放課後、蟻を見つめる2つの背中)
大迫教授から、自身の病気を聞いて帰ってきたミヤビ。
三瓶先生に何を話してきたのか尋ねられてから、何気ない2人の幼少期の話へ移行するシーンです。
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(ミヤビ)放課後、何してたんですか?
(三瓶先生)「蟻見たりしてましたけどね。」
(ミヤビ)蟻?1人で見てたんですか?
(三瓶先生)「いや、兄と見てました。」
その後、兄は既に亡くなってしまったことを伝え、三瓶先生は自身が抱えていた
過去から抱えてきていた想いをミヤビに話す。
一見、“蟻を見ていた”だけ聞くと、ユニークな子供だったのかな?と思ってしまいそうですが
ミヤビちゃんはとてもフラットに受け止めて、1人で見ていたのか聞きます。
この場面で、ミヤビちゃんは本当に偏見なくとてもフラットに色んなことを
大きな心で受け止めてくれる素敵な感性を持っているんだなと尊敬しましたが…
三瓶先生の”2人で見てました”で今度は、三瓶先生は大事な人と蟻をみて過ごす時間を
愛しんで過ごしてきたんだな、と三瓶先生の温かい心にも気付かされます。
人との会話は、ダイレクトに表現しなくても
こうした繊細な言葉選びでその人となりが見えてきたり、言葉の奥にある感情を感じ取れたりと…
改めて、コミュニケーションや表現の仕方をもっと大切にしたいと思いました
(05 三瓶先生は私のことを灯してくれました。)
大迫教授と当時同じ病院で働いていた三瓶先生。
その時、未承認薬を使って1人の少女と母の思いを三瓶先生は救います。
だが、未承認薬を使ってしまったせいで処分を受け、少女の病気は全快までいかず…
喋れなかった少女は「お母さん」と一言だけふり縛って言葉を話した以外は
効果的な成果が見られず、命を落としてしまいます。
当時実施した、独断の治療と結果について三瓶先生が気持ちを吐露するシーンです。
【1/3】
(三瓶先生)ぼくまだ‥光を見つけられていません…。
(ミヤビ)「んー‥。
私だったら、嬉しかったと思います。」
「なんか、もし聞こえてたんだとしたら、ちゃんと聞こえてるよって言いたかったんじゃないかなって。」
(ミヤビ)「うん。多分、光は‥こう、
自分の中にあったらいいんじゃないですかね?」
「そうしたら、多分。
暗闇も、明るく見えると思います。」
記憶がなくても、人の本質と言いますか、ミヤビちゃんらしさは残っていて
同じように言葉をかけるということは、同じように関係が築けてきているということですよね。
三瓶先生は、ミヤビちゃんが記憶をなくしてからきっと寂しい思いも沢山してきたんだと思います。
そんな中での、この言葉は本当に嬉しかっただろうなと見ながら私も大号泣でした
【2/3】お話の続き
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(以前、ミヤビと同じく光の話をした時と同じことを伝えてくれた当時のミヤビを思い出す三瓶先生。)
(三瓶先生)川内先生。
(ミヤビ)「三瓶先生、
三瓶先生は私のことを灯してくれました。」
(ウンウン、と頷きミヤビの肩に顔を埋める三瓶先生をミヤビは抱きしめ涙する。)
皆さん、こちらのセリフ話題になっていましたが、なんと!
ミヤビちゃんのセリフはアドリブだったとのこと。
ミヤビちゃんにピッタリの言葉すぎて、全然アドリブに見えませんでした
!そして、この時のシーンを見ていると三瓶先生が「川内先生」と言った後、ミヤビちゃんへ近づくのですが、
そこで、1度制御してミヤビちゃんが「三瓶先生…」とアドリブを入れるんですね。
アドリブと知るまでは、大迫教授から聞いた自身の脳障害の本当の原因を三瓶先生に話すかどうか
迷っていて、三瓶先生に手術をしたいと言わせないための間合いかとも思っていたのですが
実際のところはどうなんでしょうね…
どちらにしても、手術をしてなんとか治してあげたいと思う三瓶先生と
記憶障害の原因を三瓶先生に話すかどうか、揺れているミヤビちゃんの心の葛藤を想像してしまうシーンでした。
【3/3】お話の続き
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(抱き合っていた腕を解き、対面した2人)
(ミヤビ)「…ごめんなさい。 どなたですか?」
ええええぇぇぇぇぇ!!!!
嘘でしょ??! こんな展開あり!????
三瓶先生、やっと気持ちが通じてよかった(泣)
と思っていた矢先の、ミヤビちゃんの最後の一言でしたね…
いや、本当にどうなっていくんでしょう…
さいごに
第5話を神回とさせていただいておりましたが…
9話のラストが衝撃的すぎて、5話といい勝負ってくらい感情がジェットコースターのような回でした。
残すところ、あと2話。
「アンメット」本当に目が離せません
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次回予告
あわわわわ…
9話、衝撃の一言でしたね。
え!?ミヤビちゃん、どうなっていくの?気になりすぎる10話の予告です。
最後に、三瓶先生が大迫教授に伝えた、
「やっぱりあなたは医者でしたね」の真相が気になります!